今日のニュース:中国人に聞いた「信用スコア社会」の実態と芝麻信用の影響力

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中国人に聞いた「信用スコア社会」の実態と芝麻信用の影響力

中国人に聞いた「信用スコア社会」の実態と芝麻信用の影響力』(MONEY VOICE)

日本でもヤフーの「信用スコア」やソフトバンクの「Jスコア」など、信用をめぐるサービスが脚光を浴びています。信用スコア社会としてはるか先を行く中国の実情はどうなのか。中国と日本を行き来する中国人のAさん(35歳)に話を伺いました。(『達人岩田昭男のクレジットカード駆け込み道場』岩田昭男)


あまり日本では浸透していませんし、いざ実装されたとして反論必至の”信用スコア”についてですね。

中国では、アリペイの中に組み込まれた芝麻(ゴマ)信用と呼ばれる信用スコアが浸透しているようです。

信用スコアが低いと、結婚もできない なんてことも まことしやかに囁かれています。

日本では、クレジットカードの履歴(クレジットスコア),あるいは年収によって 同様の仕組みがなされていますね。借り入れの限度額、ローンの認可などなど。

格付けというと仰々しいですが、ランクによる恩恵は (少なくとも今のところは)現実的に日本でも実用されている範囲でしょう。

ただ”スコア”として、わかりやすい形でユーザー側にも提示されることが、日本のそれと大きく異なります。

あまり友人,知り合いと見せ合うものでもないかとは思いますが、必ず比較競争は起こりえます。優秀スコアであれば、自己肯定感にも繋がることでしょう。

記事によると、就職の有利・不利 などには使用されてはいないようです(記事に依っては影響するとも書かれており、真偽は不明)。

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こちらの記事では、信用スコア社会に対する懸念も述べられています。

1.「信用の可視化」は、プライバジーに関わる

これは容易に想像される問題ですね。人格ではなく、信用スコアで 人となりを評価する社会は それこそディストピアです。

2.家族・親族のスコアが入学,就職に影響する

自身の問題ではなく、家族の問題で当人を評価されるのは もっとも避けたいですね。格差社会の助長、選民思想に繋がるでしょう。

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そもそも、これまで日本で信用ランクが根付かなかったのは、各人が銀行口座を所有しているため、収入や借金の有無が 金融機関側で把握できていたためと言います。

また終身雇用が根付いていた日本において、「会社」,「職種」が ある意味 信用スコアを肩代わりしていました。

今後 副業,フリーランス,在宅ワーカーが増えていくことで、それらが意味をなさなくなることでしょう(というより、信用評価値として機能しなくなる)。

そうなれば、日本でも同様の信用ランクが必要になってくる可能性もあります。

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現在 日本に展開されている信用スコアサービスを見てみると、スコアを上げる方法として、収入,借金の有無の他に「ボランティアに参加する」,「運動する」,「読書する」などが含まれているようです。

もちろん これらは良い習慣だとは思いますが、信用スコアを基にした行動・思考統制に繋がる気もします。国家体制で格付けを運営すると、より問題が顕著になるでしょう。

お金を基準とするクレジットスコアは、用途が制限され、かつ万人が納得できるものでしょう。しかし、人となりを評価する基準が、行動・思考に依ることはあってはならないと個人的には考えます。

これは今の時代を生きる我々の価値観なのでしょうか。価値観は時代に依存する相対的なものですので、信用スコアが産まれたときから存在しているネイティブ世代は容易に受け入れるかもしれませんね。

不安半分,興味半分の信用スコア社会です。