今日のニュース:What3wordsは世界をフレーズに分割する

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What3wordsは世界をフレーズに分割する

What3wordsは世界をフレーズに分割する』(TechCrunch Japan)

もし世界がwhat3wordsの考える通りになったら、それが未来の案内方法だ。ミュージシャンのChris Sheldrickとケンブリッジ大学の数学者Mohan Ganesalingamが設立したこの会社は、世界を3つの単語からなる名前で識別できる3メートル四方のブロックに分けた。ブルックリンのTotonno’s Pizzeriaなら ///cats.lots.dame、ホワイトハウスは///kicks.mirror.tops。3つの単語だけなので、簡単に見つけられて住所も面倒な緯度経度も必要がない。


Sonyの出資でも話題になった、what3words

地球上のあらゆるエリアが 3m x 3m のマスに区切られ、それぞれに単語3つからなる住所が割り振られています。

例えば、ハチ公前広場は ///けんがい・おりがみ・くもり、東京駅八重洲口前は ///ふなのり・したしむ・しちがつ という風に。

what3words

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既存の住所と何が異なるのでしょうか?

まず第一に、曖昧な地点を表現できる点にあります。

例えば、〇〇駅で待ち合わせで 広い駅内のどこに居るかを相手に伝える場合、◯✕改札の近く,みどりの窓口の前 などと細かい地点まで指定しなければなりません。

モニュメントがあれば まだマシですが、周囲に特徴的な建物がなにもない場合、どのように伝えれば良いでしょうか。

what3wordsでは、あらゆるエリアが 3単語で表現されますので 細かい地域指定が可能となります。

続いて、人間の理解しやすい単語が使われている点です。

住所は郵便番号,見知らぬ地名,番地と、一見して場所が特定できません。曖昧な地点を表現するという意味では緯度経度表記も有効ですが、数値は人間の記憶に残りにくいもの。

”単語”は、記憶にも音声入力にも適した形態となっています。

ただ 理解しやすい単語が使われているからこそ、間違って覚えてしまう問題があります。この点、同じ単語が使われている地域は あえて遠くに割り当てられているようです。県が異なれば、さすがに覚え違いに気づくという寸法ですね。

世界的に見ると、日本のように きちんと住所が定められていない地域もたくさんあります。各国の住所形態に則るより、what3wordsを紐づけた方がシステム運用が楽というメリットもあります。モンゴルは 郵便システムにwhat3wordsを導入しているそうです。

また すでに全世界地点が符号化されているため、オフラインでも機能します。


実際にシステムが適用されている分野を見ていきましょう。

第一にロジスティクス分野。宅配場所の住所がwhat3wordsに置き換わることで、確認の手間、システム効率化が図れます。

続いて自動車分野。カーナビへの適用,自動運転での場所指定と、熱い注目を集めています。


問題点は、3m x 3m という範囲が、とくに大都会では”広すぎる”こと。集合住宅で誤ってお隣に荷物が届いてしまうなどのエラーがありえます。

また、あくまで2次元グリッドなので、ビルの〇〇Fのような3次元には対応できないこと。これは、エリア区分をボクセルにしたり、高さ表現のみ階数を使用するなどで対応は可能かと思います。


まったく新しい住所を作り上げたwhat3words。地図業界にまったく新しい風が吹き込みそうです。